毎年受けてる婦人科検診
毎年日本に帰る時に乳がん健診・子宮頸がん・子宮体癌検診をしている私。子宮体癌検診をするようになったのは去年からで、その担当医さんが「お母さんが乳がんをしてるということで、子宮体癌検診もやってた方がいいので、やりますね」と言って、病状の名目を不正出血として、子宮頸がん・子宮体癌の両方の検診をしてくれた。検査費用は両方で三割負担で6000円ぐらいだったかな。その担当医さんの結果説明がとても丁寧で(私は子宮筋腫があるんだけど、その筋腫のエコーをプリントしてくれてココにあるんですよーって初めて説明受けた。まさか妊娠の時以外にエコープリントがいただけるなんて思ってもみなかった)、好感が持てたので今年もその先生に診てもらった。
子宮筋腫の方は出産をした影響で妊娠時3個(最大7cmぐらいまでになった。妊娠するとホルモンの影響で筋腫が大きくなるそう。)はあると言われていたものが、今年は1個で3cmぐらいになってるとのこと。
(一般的に子宮がん検診っていうのは、子宮頸がん検診のこと(子宮の入り口の方)。普通は子宮がん検診で子宮の奥の子宮体癌検診はしない。カナダでのPap testも子宮頸がん検診のこと)
一般的に子宮体癌検診は50歳ぐらいでするようですね。
- 50歳以上もしくは閉経後で不正出血のある女性
- 子宮体がんのリスク因子のある女性で不正出血のある女性(リスク因子:未婚、不妊、妊娠・出産数が少ない、月経不順、肥満、糖尿病の方、高血圧の方、乳がん治療薬(タモキシフェン)を内服中の方)
- エコー検査で子宮内膜が厚くなっている場合
子宮体癌検診の細胞診の結果がⅢa
後日、子宮頸がん・子宮体癌検診の結果を聞きに病院へ。そしたらまさかの再検査。。。お医者さんから「子宮頸がんの方はOK。子宮体癌の方がⅢaということで、再検査した方がいいです。」と言われた。もう、再検査って言葉で結構ショック。。。(だから検診って怖いですよね。)まだ子宮頸がんの方なら気持ちが楽なのに、よりによって子宮体ガンの方。。。お医者さんがフォローするように「Ⅲbならあれですけど、Ⅲaは生理前に現れる人もいるので、そんなに心配はいらないです。」その言葉を聞いて少しはホッとしたのを覚えてる。(検診を受けた時、お医者さんに「卵巣が排卵の準備をしてますね」と言われ、その1週間後位に本当に生理が来た。その生理が出産後初、約23ヶ月ぶりの生理再開。)
再検査今日しますか?と聞かれ、私はすぐにでも受けたかったけど、この結果を聞きに来たのがカナダに戻る数日前。まさか再検査になるとは思っていなかった自分を恥じる。。。2週間後の再検査の結果を直接聞きに行くことができない。そのことを医師に言ったら結果を聞くのは「直接ご本人かご家族だけ」。電話での結果確認はできないと言われてしまった。
私は母親に結果を聞きに来てもらおうと思い、再検査お願いしますと伝えたが、よく考えたら、万が一ガンだったら親がとてつもなく心配する。それはよく無いな、と思い「やっぱりカナダで再検査をします」と医師に伝えた。そしたらお医者さんは検査結果の用紙に英語を書いてくれ、向こうの医師に見せれば日本と同じように検査をしてくれます。と言ってくれた。
検査結果の用紙には以下の内容↓
Class Ⅲa ベセスダNILM
内膜標本:核腫大と配列の乱れた内膜上皮集塊を認めます。できれば組織診での確認をお願いします。
組織学的検索が望まれます。
家に帰って「子宮体癌検診 結果 Ⅲa」ってのをたくさん検索した。もう、ガンだったらどうしよう、、、で頭がいっぱい。検索でこのページがヒットした。子宮体癌の細胞診の結果がⅢaだったら
現在がんが疑われる細胞ではありませんが、良性細胞と言い切れないもの。ホルモンバランスのくずれがやや強く、放置しておくと不正出血の原因になり得るような細胞が出ているような状態を言います。定期的な検診や、この時点で子宮内膜の組織検査をすすめられる時があります。組織検査でいう子宮内膜増殖症が出るような状態が考えられます。
http://www.kotoni-ladies.or.jp/exam/
http://www.kotoni-ladies.or.jp/exam/
との一文。「現在がんが疑われる細胞ではありませんが、良性細胞と言い切れないもの」か。。。じゃ、将来はガン化してしまう可能性があるってこと?!って本当に心配になった。まだ幼子いるし、万が一ガンで手術となったらどうしよう。手術は日本とカナダ、どちらで受けるべきか。。。もう、一気に最悪の事まで考えてしまった。
でもそればかり考えてたって、どうしようもない。医師の言ってた「生理前に現れる人もいる」っていう言葉を信じ、悪い方に考えないようにした。カナダで再検査するまでそのことは忘れることにした。
カナダでの組織診(生検)までの道のり
カナダに戻ってファミリードクターに再検査した方がいい旨を伝えたら、私のファミリードクターは子宮の内診はしないとのこと。なので他の医師に診てもらうように言われ、その医師のクリニックを尋ねる。日本で医師に英語で添え書きしてもらった診断書を見せる。その女性医師は「うーーーん、この書いてある意味がわからないわ。あなたは日本でどういう検査をしたの?」と聞かれた。「え、意味わかってくれないの?!」の心境。ただでさえ英語不得意なのに、医療系のことを説明しろなんてーー、ハードルが高すぎる。
とりあえず、医師が子宮の絵を書いてくて、そこを指差して「子宮頸がんと子宮体癌の両方の検査をして、その結果がⅢaなんです」ということを分かってもらえた。その医師はⅢaの意味がわからなかったらしい。どうやら産婦人科の先生ではなかったよう。
で、その医師が産婦人科のスペシャリストにこの診断書をfaxしてくれることに。「おそらく再検査してもらえるでしょう。」というなんとも心細い回答。。。しかも予定がわかるのがおそらく1ヶ月後とのこと。。。ここで初めてカナダの検査待ちの長さを初めて体験した。もし進みが早いガンだったら、1ヶ月待ってたら手遅れになってしまわない?ってとっても恐怖になった。これがカナダの医療の恐ろしさか。。。
カナダ氏にこの事を言ったら「今のハニバンは何の症状も無いからだよ。とってもひどい症状ならすぐ回してもらえる」だって。それじゃ手遅れだろって突っ込みたくなった。じゃ、嘘でも大げさに痛いんですーーとか言った方がいいってこと?!
そんなこんなで本当に1ヶ月待って検査してもらえることに。
行ったクリニックはブロードウェイとキャンビーのロンドラの入っているビル。そのクリニックは妊婦さんもたくさん。
産婦人科医は予想外のおじさんだった。お産の時にお世話になった先生はみんな女性だったので、てっきり女性医師かと思っていたので、ちょっと緊張。
でもその医師、中国人だけど日本でのキャリアもあって日本人の患者も多くいるそうで、私の日本からの診断書の内容も理解してくれていて、すんごくラッキーだった。
いよいよ検診。
パンツも全部脱いで診察台に。その診察台、日本のようにカーテンで仕切られてたり、自動で足が開脚する診察台でなく、普通のベッド。
子宮口を広げる器具を入れられるのは日本と同じ。でも若干荒くて、少し痛かった。カナダで妊娠中、一度だけ内診をしてもらったんだけど、その時の女医さんはとっても丁寧で、今からこいう器具入れてこういう事するけど大丈夫?って聞いてくれてなんて丁寧なんだ。さすがいろんな宗教がある国カナダの対応!って思ったんだけど、この中国人男性医師は違った。なんの説明もなく、どんどん作業を進めてく。
ガガッと器具を入れられたあと、すぐ子宮体の細胞を採る作業を開始。今から採るよーとか言わないでいきなりグリグリ始めてこれが激痛!!想像以上に痛くって、医師がゴリゴリする度に「痛いっ!!イタイっ!!!」って叫んでしまった。お恥ずかしい。でも、それぐらい痛かった。
しかも日本のように足を固定している診察台ではないので、イタイからどんどんお尻の位置を動かしてしまう。医師に「動くなー」って何度か言われたな。そうすると膣に力を入れてしまって、「リラックスしなきゃ作業できない」と言われ、もう痛さの恐怖でビクビク、簡単に力を抜くなんてできない。。。言われた通り、力を脱いたんだけどまたグリっとやられ、激痛。。。力脱いても痛いじゃん。もう、この医者嫌だーーー。もっと優しくしてくれ、、、って半べそになりました。
トータル3分ぐらいで検査終了。医師が持ってる容器に小指の爪ぐらいの肉片が見えました。検査後はしばらく子宮が痛くてまっすぐ立てなかった。これ本当です。そのまま外にすぐ出る事ができず、待合の椅子に座ってたら、看護婦さんが「あの検査は痛いわよね」って水を勧めてくれて、痛み止めもくれた。
まさか生検ってこんなに痛いとは。心の準備全くしてなかった。最初の細胞診も痛いって聞いてたけど、私にとって子宮体癌検診の細胞診は子宮頸がん検診のよりも痛くなかったから、油断してました。
日本でやってたらここまで痛くなかったのかな。。どうだろ。
検査の結果はなんと1ヶ月後
この組織診(生検)結果は1ヶ月後。日本なら2週間後って言われてたからここでもカナダの遅さを感じた。日本で最初の結果を聞いてからカナダで再検査できるまで2ヶ月掛かってしまった。これなら親に心配かけたかもしれないけど日本で再検査やってくればよかったかな。
生検した日は生理みたいにたくさん出血。2日目以降は痛みもなくなり、出血もほぼ治り、たまに血だか肉の塊が出てくる。
どうか悪い方でありませんように。もし悪い方だったら日本でガン保険に入ったままになってるから日本で手術かな。子供もいるし、親に結局迷惑かける事になるな。あー、怖い。検査って本当に嫌だね。だから受ける人が少ないのも納得だけど、その結果に向き合わないと取り返しのつかない事になっちゃうもんね。
今回わかったけど、最初の子宮がん検診は細胞診で、それが再検査になると組織診(生検)になるんだね。
《1ヶ月後の追記》
検査結果でました。半年後にまた生検。。。きっとグレーな細胞ってことかな。半年後でどうか手遅れでありませんように。。。
クリニックに登録してある電話番号は夫の番号。私が英語が不得意なので。ちょうど検査から1ヶ月ぐらいしたら夫の携帯にクリニックから連絡があって、「今は大丈夫だけど半年後にまた『biopsy(生検)』」って言われたらしい。気の利かない夫なので、なんでまた再検査なのかっていう大事なポイントを全く聞いてくれてなく、今回の検査結果がどのような状態なのか全くわからない。なので本日夫にクリニックに電話してもらい、なんでまた再検査なのか聞いてもらった。そしたらドクターに確認して折り返し連絡くれるとのこと。ほんとに、折り返してくれるかしら。はー、今はよくってもまた半年後にあの激痛の生検って思うと、気持ちが落ち込む。私の子宮細胞どうなってるんだろう。。。どうか悪化しないでくれ。みなさんも定期検診大事にしてください。
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